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西区己斐

Author:西区己斐
芸大生の手記です。
てかまんま絵日記。
写大と高幡不動よりお届け。
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或はささやかな同人生活。
或は……………

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Freedom Of Choice

柏崎刈羽原子力発電所へ行ってきた。
_DSC7107.jpg
実は普通のサービスホールにある展示のみを見てくるつもりだったのだが、
出発前日になって見学受付が再開されたので急に許可を得た。
あいにく所内の写真は無いが、とにかく静かであった。
あまり人が居ない、のもあるだろうが、
科学技術の粋を集めて作られたその世界最大の原子力発電所というわりに、
なんと言ったらいいか…ワクワクするのだが……
化学プラントみたいに「当たり前のように平然と目の前に横たわっている」感じ?
建屋の塗装デザインとコンセプトがその技術の先進性に対し物足りない?
僅か数百メートル先でウランが核分裂を今まさに起こしているのに何事も無く稼働するそれを無防備に傍観している事の現実味の無さ?
よくわからない。
_DSC7099.jpg
ただ報道されまくっている福島第一原子力発電所の惨状を脳裏に浮かべたら、
当然のように健全な柏崎刈羽はさしずめ七機もの"艦隊の威容"を誇示しているようでそれは美しいとも思った。

とはいえ


付き添いの案内人の方が説明し、私もときどき質問するがよく答えてくれた。
(稀に答えられないか、案内人が知らない事もあったようだがそれは当然だろう)
とりわけ正門ゲートを通るときの緊張感は凄まじい。完璧に一言も漏らさぬように案内人と警備員が相対していた。
(なんとなく演技を見ているような錯覚さえ感じたが、きっとそれだけ基本動作が研ぎ澄まされているんだろう)
_DSC7105.jpg

皮肉っぽい感情を抱かせたことは事実だ。
5、6、7号機の原子炉建屋壁面デザインのモティーフがどうしても制御棒に見えるとか、だがそんな事はどうでもいい。
世界最大の原子力発電所に立ってるんだ。
これはすごいことだ、と。
そういう意味でたぶん感激していたし存在の良し悪しは別として、
震災から原子力発電に否定的な情勢に目を向けたときに、
もう二度と原発を見学できないかもしれない。そういう思いが過る。
そうでなくてもこれから耐震補強、津波対策で原発の姿は大きく変わる。
あらゆる機器が建屋に囲まれ、大きな防潮壁などはそもそも視線さえ遮ることだろう。
従来までのスタイルからの大転換を余儀なくされる時代なのだ。
だから僕は今日、原発へ行ってきた。20世紀の原子力発電所へ。
自分で歩き、見てみなければ何も始まらないからだ。

ーだからといって何か始まるわけではない。
私はただ、そこに原発があるということを確かめたに過ぎない。
節電のため消灯された風景を目にして案内人の言葉を思い出す。
「東京都の電力を賄うには、世界最大の柏崎刈羽原発でさえ2.5個分でやっとなのです」。
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