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西区己斐

Author:西区己斐
芸大生の手記です。
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Now She's Left You

本日、写真学科最終課題発表会と相成りまして。
かくてわたくし、課題発表せしめたる。
R0013788.jpg


以下、発表原稿。
___________________________________
昨年わたしはアプローチと航空機そのメカニカルな美しさを飛翔する
機体から探り、今回もいくらか継承しつついっそうのクローズアップを試みました。あるいは、いささか異質なものを取り込んで。
つまり二つの被写体から構成されていますね。海上自衛隊護衛艦と、
アメリカ空軍の輸送機たち。
いずれも「Fleet」と言われる、艦隊、あるいは航空艦隊の一片です。
説明しますと第12護衛隊 護衛艦まつゆき、その僚艦さわゆき、
イージス艦こんごう、ヘリ空母ひゅうが。
「ゆき」級は80年代建造の汎用駆逐艦、こんごうはご存知テポドンを撃墜できる艦、ひゅうがは日本にとって久しぶりの事実上の航空母艦です。
あるいはヒッカム飛行場から来た第15空輸航空団所属、輸送機C-17、および嘉手納の第18航空団所属、空中給油機KC-135。
これらについて余り詳しいことを言いますと幾分専門的な用語が
必要かもしれませんので割愛しましょう。
ところでこの構成は、左右にシンメトリーになっています。
お気づきになられたでしょう。
船と飛行機の似通ったところを表現すべく、思いどうりになるよう時にラフスケッチ片手に撮影したものです。
これらはもっぱら基地で撮影されましたが、幸いまつゆきに乗艦を許されまして幾つかはその航海にて撮影しました。
ではなぜ戦闘兵器たる、あるいは実用一辺倒の存在が美しいか。

そもそも空と海で両者の存在は異なるものですが、
一方で似通ったところもまたありましょう。
船と飛行機の関係は互いに国を渡り太洋を越える。
現代では輸送と言う点で補完しあっています。
そして機械美、有機的な表情。存在と歴史、技術の下にたいへん近い。
例えばこの護衛艦まつゆきのメインエンジンはですね、
実はコンコルドと同じジェットエンジンなのです。
当然、船舶用に改良されたものでガスタービン推進と言うのですが、
これは余り知られていませんね。21世紀に入り、
造形という観点からもその類似は見受けらると思います。
つまり航空機に始まったステルス技術です。

最近の艦艇はレーダー投影面積を抑えるためにエッジのきいた、
すごく鋭利なすがたをまとっていることが多くなっています。ですが、
海上自衛隊はステルス性に配慮はしながらどこか違和感ある艦が多い。

それはこの艦橋構造のうえにそびえ立つ昔ながらの
ラティス・マストがことさらそう認識させていると思います。
鉄塔の如しそれは電子戦の要としてきわめて複雑な装備により重厚。
ステルス形状のフネに旧来のマストという取り合わせが、
伝統的な「飢えた狼」とはおよそ異なった、絶妙な美しさがある。
そうして新鋭艦「ひゅうが」のこの艦橋と見比べたなら、
どれほどスマートネスなことでしょう。
それは、あるいは地味な輸送機でも同じです。
ステルスではないにせよしかし複合素材と新たなる任務から
その形状は有機的。(C-17)たとえばこの、
プラットアンドホイットニー社製F117ターボファンエンジン、
まったく美しいではありませんか。
我々航空力学とは余り縁がありませんが科学的に効率の良い
形を突き詰めていくとそれは不思議と曲線をまとうものです。
製造された時代の情勢と用兵者による要求から時代の英知と
技術の粋をあつめてつくりあげられたそれは、
或いは虚像と云うものもあるかもしれない。
いちおう兵器というだけで、否定的意見もあるものですからね。
しかしそのしなやかさ、質感、何より海と空を目指す、
昔からのあらゆるヒトの純粋な精神が在る。
私はそれを、モノクロームのみ表現しうる質感等にクローズアップして明白たらしめるべく試みました。

それがこの「UntradFleet」、新たな艦隊の姿です。

ありがとう。
___________________________________


これにて厚木での課題は満了…そのハズ。
幾人かから「面白かった」との声掛け頂き感謝感激。
暗室で世話になった講師からは「政府見解では…」と突っ込んだ質問を、
驚いたことに女子から「そういう船の写真とるにはどうすれば」というあわやマニアへの道指南を、
恐れ多くも教授サマからはうまいことやってくれたナと、これはこれは嬉しい限り。


さて、じゃぁ来年の課題に取り組みますか。
"ステップアップすべきだ"
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Re: こんばんは、というべきか。

幸い、久しぶりに男友達に恵まれましたからね…
それでも友達付き合いというものを思い出し模索する日々ですよ。
すっかり、三年間で忘れきったものだから。

君はともあれ就職したんだ、耐え難きを耐えとは云わん、時代は転職を受け入れつつあるからね。
それでもたまには会いましょうよ、秋葉原で。

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